ウォルドルフ シュタイナー
2007年 07月 04日
「そうかぁ~ シュタイナーもじわじわと広がって、こんな雑誌も出るようになったんだなぁ~・・・・」
と感心していたら、なんだか読みたくなってつい買ってしまった。
もう子育てなんて時期はとっくに過ぎているんだけど・・・
私がシュタイナー教育と出会ったのが、上の娘が1才半くらいだから、もう16年ほど前になる。
あぁ~もう16年も経つのかぁ~としみじみしてしまう。
当時はそれこそマイナーな話で、当然身近な人では誰も知らないし、手に入る情報はないし、
とにかく自分が出来る限り調べたり、問い合わせたりして自学した。
自分で感じ、自分の意志で生きる人を育む本当の意味で「自由な人」を育てるというシュタイナー教育の本質を理解するとに一生懸命になっていた。しかし・・・シュタイナーの唱えた人智学は、かなり難解であったことと、その幼児教育はどんなに素晴らしくても現実の暮らしとのギャップにジレンマとなってしまい、中途半端な取り入れ方で尻つぼみになってしまったように思っている。
それでも私にできた事は、HPにも書いたように「手作り」の本質を見極められた事。
そもそも私が羊毛フェルトに出会ったのがシュタイナーの手作り人形だった。
娘二人には「子供のために」という思いを込めて、人形や動物やたくさんのものを作ってきた。
その事が娘たちにとってどのような体験になるのか?
その答えはいつ彼女たちの意識に上がってくるのかはわからないけれど、
母親として「ちゃんと種まきはできたんだな」と思えるようになってきた。
この本を読むと、本当に状況が変わってきてるなぁ~と寒心する。
千葉県には21万坪にもおよぶ里山にシュタイナー理念に基づく町づくりがはじまっているという。
わかりやすい本も情報も誰でもが手に入れるようになってきている。
ゆっくりだけど、確実に広がる・・・「本質」であり、「真実」だから。そういうことなんだな。