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コラージュな日々

いろんなkokoroの hari合わせnote


by sense-taka

・・・ 1Q84 ・・・

今更だけど・・・・
村上春樹の 1Q84 を先日読み終えた。

・・・ 1Q84 ・・・_a0099474_23392910.jpg


村上春樹は 私の好きな作家の一人。
と言っても すごくファンほどではない。
羊をめぐる冒険 を初めて読んでおもしろいなぁ~ と思っていたので
ノルウェイの森 はハードカバーで買った。
それからずいぶんあいて 海辺のカフカ を文庫で。

そしてあまりにも話題となった 1Q84 ・・・・
これは この夏 上の娘が文庫を揃え、わたしに1冊ずつ貸してくれた。

はじめは寝るのを惜しんで読んでたけれど
忙しくなったのと、めんどくさくなってきたのとでしばらく中断。
そしてようやく終わり・・・4か月かかってる・・・(^_^.)


本は言うまでもなく 言葉で表現されている。

小説とかエッセイとか 読んでいると必ず心に届くセンテンスに出会う。

それがただ一言であったり、いくつも何度も繰り返すように迫ってくることもある。

本を読むことで出会った
何年経っても忘れない一言が わたしにはいくつもある。

1Q84
ここにも 響く言葉が次々にあらわれた。
響くたびに その言葉を何度も読み返してみた。

一つ一つ書き止めればおもしろいのだろうけど
読み進めることに一生懸命で流れて行った。

けれど
一言だけ覚えている。

     「説明されなければわからないことは 説明してもわからない」

意見が合わなくても「話せばわかる」 ことはあるし、
わからないことは、説明を聞けば、ほとんどの場合
だいたいはわかる。

けれど、 「説明しなければわからないものは 説明してもわからない!!」

ということは、思い当たることが多い・・・多いのではなく、強いということか。

      「説明しなきゃわからないものは 説明したってわからない!!」

と言ってしまえることが、わたしには気持ちよかったんだろう。

今の自分が どういうことに気をかけているのか、
いろいろな現実を浮かび上がらせる一言だった。


1Q84  冒頭に引用された 
  It’s Only A Paper Moon  (1933) の歌詞。


It’s a Barnum and Bailey world
Just as phony as it can be
But it wouldn’t be make-believe
If you believed in me


訳詩では

これは、バーナムとベイリーの世界
偽物だってできるのよ
でも、見せかけのものにはならないわ
(それって信じることはできないわ)
あなたが私を信じてくれているなら



そして 村上春樹 は


ここは見世物の世界
何から何までつくりもの
でも わたしを信じてくれるなら
すべてが本物になる



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ある方をふと思う・・・
空に月をさがす・・・
二つの月が 並んではいないかと・・・
by sense-taka | 2012-12-06 07:33 | 思うこと・・・ | Comments(0)