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コラージュな日々

いろんなkokoroの hari合わせnote


by sense-taka
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・・・ 蜜のあわれ ・・・

八月のおわり
金沢に行った・・・

金沢に行く前に どこを観光しようかと下調べを
していた時に 室生犀星記念館 を見かけた。

室生 犀星 ・・・ 聞いたことがある程度で 何も知らない・・・
あれっ? 「蜜のあわれ」 これって小説!
それで この人が書いたのか?
そうだったのか・・・

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「蜜のあわれ」 いつだったのか どこで見たのか 憶えていないくらい前
わたしはこの言葉だけに触れることがあった。
ただその言葉だけが記憶にある それだけのこと。

読んでみたいな・・・
と思った。

金沢観光は 中心部だけでもとてもたくさんの見どころがあり
とても素敵なところだった。でも 室生 犀星記念館には行けなった。

帰ってしばらくして そうだそうだとAmazonで 「蜜のあわれ」を探した。
文庫本もあったのだけど・・・・ 単行本を見てしまった・・・
その表紙の写真だけで 「これ きっと好きだわ・・・」
と感じる。 なかやま あきこ という写真家とのコラボレーション。
もうすでに絶版となっていて、コレクターによる出品が2冊のみ。
プレミアがついて 値段は高くなっていたけれど う~ん ・・・
やっぱり欲しい・・・ 購入!!

蜜のあわれ を調べているとなんと このタイミングで映画化される。
ちょっとびっくり。
なんで今 「蜜のあわれ」 なんだろうか・・・???

本が届くのを心待ちにした。
手にしたとき 「やっぱりこれ 好きだ・・・」 


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タイトルの入った半透明のカバーをはずすと
なんと艶やかな 花 ・・・

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本の背表紙には きっちりと「花裂」が挟んである。 それが金色 ・・・
こういうところまで 繊細に考慮した本作りがされていることに
まったく惚れる・・・
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見返しは 赤 ほんのりピンクに近い。
瑞々しい若い 赤 ・・・

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幻想的な 金魚と 花の写真が ページノ合間に現れる。
はっ とする・・・

「蜜のあわれ」 は
変幻自在の金魚の姿をもつ少女・赤子と老作家の会話で構成された、超現実主義的小説。

ストーリーとしては 意味なく惹かれるものはあまりないのだけれど
「少女」の・・・「女」の なんとも言葉にしにくい感覚を
すらすらすらと 流れるように言葉にしていく「金魚」という生き物が
やたら艶めかしい。 
こういう感覚を 70歳過ぎ、表現できる室生犀星という人物のことを 不思議に思う。

そして この小説のタイトルを 「蜜のあわれ」 という言葉にした感性が
わたしを一番惹きつけていた・・・




 

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by sense-taka | 2015-09-16 20:37 | *book* 映画 | Comments(0)