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コラージュな日々

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by sense-taka
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・・・ 西の魔女が死んだ ・・・


  「西の魔女が死んだ」  梨木香歩

はじめて読んだのは・・・40歳過ぎた頃だったろうか。
この本が好きになった。
自分も孫ができたなら
こんな風なおばあちゃんになりたいなと
孫にとって こんなおばあちゃんでいたいなぁ~と
憧れた。

そして先日本屋さんで見つけた。 ひさしぶり・・・
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この本の後ろ帯に書かれた文章に 心が留まった。

 二十五年前 自分と、自分に似た資質の女性以外の、
 誰にとって価値があるのだろうと、おどおどと見つめていたこの本を
 まいの祖母の年齢に近づいた今、もう一度静かに送り出したい。

読まなきゃ・・・今、もう一度。

梨木香歩 1959年生まれ。 私と同い年。
「あぁ・・・この人は 30歳と少しでこの本を書いたんだ・・・
 つまりきっと その前から・・・はじめから 彼女には見えていた。」

ある日の まいとおばあちゃんの会話
 
  「魂は身体をもつことによってしか物事を体験することができないし、
   体験によってしか、魂は成長できないんですよ。
   ですからこの世に生を受けるっていうのは
   魂にとっては願っても無いビッグチャンスというわけです。」

  「成長なんて! しなくたっていいじゃない!」

  「本当にそうですね。でも、それが魂の本質なんですから仕方ないのです。
   春になったら種から芽が出るように、それが光に向かって伸びていくように
   魂は成長したがっているのです。」

  「それに 身体があると楽しいことがいっぱいありますよ。
   まいはこのラベンダーと陽の光のにおいのするシーツにくるまっているとき  
   幸せだとはおもいませんか?
   寒い冬のさなかの陽だまりで日向ぼっこしたり、暑い夏に木陰で涼しい風を感じるときに
   幸せだとはおもいませんか?鉄棒で初めて逆上がりができたとき、自分の身体が思う通り
   動かせた喜びを感じませんでしたか?」

                               本文より
こんなにシンプルなことを
人が 誰もが備わっているこの感受性を 忘れずにいられること。
忘れていても ちゃんと思い出すことができること。

あぁ・・・わたしは 思い出すのに時間がかかってしまったけれど、
はじめてこの本を手にしたあの頃、わたしは
  自分に似た資質の女性
であったことに 今、とても癒され、やさしく励まされた思いがしている。


あとがきより

   行ってらっしゃい。
   老若男女を問わず この本を必要としてくれる人々に辿り着き
   人々に寄り添い 力の及ぶ限り支え 励ましておいで。
   私たちは 大きな声を持たずとも 小さな声で語り合い
   伝えていくことができる。
   そのことを ささやいておいで。
                    2017年 春   梨木香歩
                            
                      


すごいなぁ・・・梨木さん。
染み入ります・・・。


   「まいはかしこい子ですから 自分のことがわかる。
    どんな傷を負っても その傷ですっかりだめになってはしまわない。
    って 確信があるでしょう。」


ありがとう・・・
今 一番聞きたかった言葉・・・・




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by sense-taka | 2018-10-15 21:35 | 思うこと・・・ | Comments(0)