~日々のうつわ~ 市川 孝
2008年 03月 19日
午前中洋裁教室を終えてから、奈良の陶屋「なづな」さんへ向かう。
市川 孝さんの作品展を去年から楽しみにしていた。
予想通りお客さんが次々と来られたようで、なづなさんは「あぁ~来てくれはってんねぇ~
もう商品ディスプレイする間もないのよ~」とあたふたと忙しそうにされていた。
市川さんの作品は以前、西天満の「いるふ」さんでボールを2点買っている。
手触りと、質感と、手にとってはじめてわかる繊細で完璧なフォルム。
完成度と感性の高さに惚れている器だ。
今回私が決めたのは この土瓶。
鉄のつるに木の持ち手、ぽってりと、どっしりとした姿。
6~7杯分は入る大きさで、直火にかけられる。もちろん急須として使える。
市川さんは作品について質問すると、本当にていねいにお話をしてくれる。
使用方法、注意すること、いろんなアイデア、そしてこの作品が生活に溶け込んだ時の
情景まで・・・作品に対する思いと姿勢・・・市川さんの世界観が作品に表現されている。
もう一つ欲しいものもあったんだけどなぁ~
市川さんおなじみの直火にかけられるおおきなお皿みたいな土鍋みたいな器。
これでお料理を作ってそのままテーブルに出したらもう感動!だと思う。
でも・・・今日はこの土瓶の存在感が勝った。
また次回のお楽しみにとっておくことにしよう。